株式会社ダイナミックプライシングテクノロジー 株式会社フォーバルと業務提携 ~電子棚札を利用したフードロス分野で協業~
株式会社ダイナミックプライシングテクノロジー(本社:大阪府大阪市、代表取締役CEO:姜 晃啓、以下「DPT社」)は、企業経営を支援する次世代経営コンサルタント集団である株式会社フォーバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中島 將典、以下「フォーバル」)と、流通・小売業界にダイナミックプライシングを搭載した電子棚札を販売するため2020年10月1日に業務提携しました。
日本の食品ロスは年間約650万トン(農林水産省推計)あり、その1割はスーパーマーケットやコンビニなどの食品小売業者の廃棄です。
特に、スーパーマーケットでは生鮮食品の廃棄はコストがかかる問題であり、さらには企業の社会的責任(CSR)の一環としても環境への影響を最小限に抑えることが求められています。
今回、この社会的課題を解決するため、電子棚札※1を利用して需給バランスに応じた価格を表示し、食品ロスの削減を図ることで合意し業務提携しました。
DPT社はAIを活用してダイナミックプライシング※2(需給状況に応じた価格変動)のアルゴリズムを開発しており、楽天市場やYahoo!ショッピングなどに出店しているショップ向けのダイナミックプライシングツール「throough(スルー)」を提供しています。
データをクラウドに取り込んで値付けを最適化アルゴリズムで算出するため、これまで属人的だった値付けのデータドリブン化が実現できます。
※1電子棚札とは、店頭の商品棚につける棚札(値札)に価格やQRコード、商品情報などを表示することができ、瞬時かつ正確に価格表示を変更することができる小型デバイスです。
※2ダイナミックプライシングとは、需要と供給のバランスに応じて価格を変更し、収益を最大化するための価格変動施策です。
フォーバルは、電子棚札を納品するだけでなく効果検証を重ね、表示内容や表示方法の最適化などの運用改善までサポートできる経験値と対応力があります。
また、POSデータと連携したシステムを用い、電子棚札の商品情報や価格変更を自動更新するなど、積み重ねてきたコンサルティングのノウハウを有しています。
この両社の業務提携により、小売り事業者のDX化をサポートすることで、食品ロスを低減させるほか、割引シールの手貼り作業やシールその物をなくすことができ、経営の効率化、利益の向上に寄与いたします。
今回の業務提携により、DPT社は独自の価格最適化アルゴリズムと電子棚札を掛け合わせ、これまで人力だけではできなかったリアル店舗におけるダイナミックプライシングを実現可能にするだけではなく、オンラインとオフラインの垣根をなくした本当の意味でのOMO(Online Merges with Offline)を実現し、流通・小売業界の新しいあたりまえを創造していきます。
今後はさらに、リアル店舗の在庫数や賞味期限を考慮した廃棄ロス低減の環境型AIダイナミックプライシングの実現のため、POSやRFIDと連携を図りながら、店舗への導入を図っていくほか、食品だけでなくアパレルなどの衣服ロス削減や、ドラッグストア、家電量販店など小売業者全般に対して電子棚札の普及を図り、店舗のDX促進をサポートしていく方針です。
商品概要
商品名 | ダイナミックプライシング搭載の電子棚札 |
発売開始時期 | 2020年11月1日 |
導入コスト | 別途お見積り |
特設サイト | https://www.forval-iot.jp/solution/yorozu/dynamic-pricing/ |
フォーバル概要
商号 | 株式会社フォーバル |
代表者 | 代表取締役社長:中島 將典 |
設立日 | 1980年9月18日 |
資本金 | 41億円50百万円 |
事業内容 | 経営コンサルティング |
所在地 | 東京都渋谷区神宮前五丁目52番2号 青山オーバルビル14階 |
URL | https://www.forval.co.jp/ |